OpenIndiana Hipster 2019.10にはブラウザとして最初からFirefoxがインストールされている。バージョンは、60.9と現在の最新版が72.0.2なので随分旧い。最新版が利用できないのは、辛いところである。
メニューが以下のように日本語化されていないのでFirefoxのアドオン「Japanese Language Pack」をインストールする。
「Firefoxへ追加」ボタンを押し、言語パックをインストールする。
言語パックをインストールし、Firefoxの再起動を行ってもメニューが日本語されないので、以下の操作を行う。
まず、Firefoxのアドレスバーに「about:config」と入力する。動作保証対象外の警告が出た場合は、「I accept the risk!」ボタンを押す。
この画面で「右クリック」をしてから、「New」→「String」を開き、「New string value」ウィンドウの「Enter the preference name」に対して「intl.locale.requested」を入力して「OK」をクリックする。
「intl.locale.requested」の値に「ja」を入力して「OK」をクリックする。
Firefoxを再起動すれば、メニューが日本語化される。
次に、Firefox画面上でマウスホイールを上下にスクロールさせると横線の淀みがでる現象の対処を行う。
NVIDIAのディスプレイドライバーをインストールして4Kモニターで表示させているのだが、Firefox画面上でマウスホイールを上下にスクロールさせると横線の淀みがでる現象が発生してしまい、なかなか原因がわからなかった。NVIDIAのディスプレイドライバーのバージョンを色々変えてインストールしてみたり、ドライバーのオプションを変更して試したりしたが、解決できなかったのでNVIDIAのディスプレイドライバーに原因があると思っていた。
マウスホイールを上下にスクロールさせて横線の淀みがでる現象は、MATE端末などでは、発生しないので原因は、Firefoxにあるのではないかと思い、ネットで検索したところ、Firefoxの「設定」→「ブラウズ」中にある「スムーズスクロール機能を使用する」のチェックを外すことで解決できた。
百害あって一利なしの機能が何故デフォルトで有効になっているのか非常に不思議である。一か月近く原因解明にかかってしまったが解決できて良かった。
Firefoxの設定を見直し、「インターネット接続に使用するプロキシの設定」も「プロキシを使用しない」に変更した。プロキシサーバー経由でインターネットに接続させるような会社のPCではなく、個人のPCなので「プロキシを使用しない」に変更する。
次に、マウスホイールを上下にスクロールアドレスバーにさせた時のFirefox画面のスクロール速度を速くする。デフォルトの状態だと画面スクロールが遅いので変更する。
まず、Firefoxのアドレスバーに「about:config」と入力する。「動作保証対象外になります!」と警告が出た場合は、「危険性を承知の上で使用する」ボタンを押す。
検索画面に「mousewheel.default.delta_multiplier_y」と入力する。
デフォルトの値は「100」に設定されているので3倍のスピードでスクロールする「300」に変更し、再起動したところ、ちょうど良いスクロール速度になった。