ヤクザの幹部をやめて、うどん店はじめました。 極道歴30年中本サンのカタギ修行奮闘記

 以前、NHKのノーナレという番組で「元ヤクザ うどん店はじめます」をたまたま観て、興味を持った本。




 九州でヤクザをしていた方がヤクザを辞め、うどん屋さんになるまでの過程が書かれている。ヤクザというと恐ろしいというイメージしかないのだが、どうしてヤクザを辞めてうどん屋さんになったのか興味があった。
 親分、子分、弟分といった疑似家族で組織は構成されていて、いかつい男社会で、あまりにも一般人の生活や考え方が違うのでどういった思考で行動しているのか知りたい面もあった。
 本を読んでみると、元ヤクザの方の幼少期のことが書かれていて、両親と離れて親戚をたらい回しにされて生活せざるを得ず、アウトローになっていったようだ。
 ヤクザ組織での日常生活、刑務所での生活を読むと男社会でのコミュニケーションに長けている人でないととてもヤクザとして生活していくのは難しいと感じた。対人関係が強くて気の弱い人には、務まらないように感じた。それから組織に対して忠誠心もないとだめだと思う。
 あと、シノギという収入を得る方法も自分で開拓しないといけないのだと感じた。組織のために体を張って刑務所に行かざることもしないといけないし、割りに合わないことだらけのようにも思える。
 暴力団を辞めても、暴力団排除条例によって5年間は暴力団関係者とみなされ、銀行口座を開設すること、自分の名義で家を借りることができないことも書かれていた。うどん屋さんを開店するのにも苦労があったことも書かれており、カタギになるのも本当に大変である。
 うどん屋さんは、「元祖よもぎうどん だるま家」というお店で九州小倉にあるみたいなので小倉を訪問する機会があれば、うどんを食べてみたい。